文章諸々
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心拍数が、異常だ。
僕は冷静ぶって分析して、ついでにもう何度目か知れぬ寝返りをうった。目がひどく冴えていた。脈拍がどくどくと耳にひびき、先程からじわりと神経痛の気配が膝まわりにただよっていた。眠れない、予感というよりか確信で、むしろ進行する事実だ。
普段ならここで起きて本を読むなりなんなりするのだろう、僕はさえた頭で想像してみた。それはどんなにすてきなことか、でも僕はそれをしない。できない。この夜のもつ意味は、普段のそれとは画然と隔たっているからだ。しかし、眠れぬ。いや、だからこそ、眠れぬ。
無情にも傾きつづける長い針および短い針に僕は重く絶望した。心音がはやまる、眠れない、たちのわるい悪循環だ。むしろこのまま睡眠をショートカットして朝になってしまえばいい。この状況はまるで、真綿で喉を締め付けられているようだ(経験したことはないけれどね)。
数人の友人の顔をおもいうかべた。彼女らはもう眠っただろうか。僕はいつ眠ることができるのだろうか。
夜はふけてゆく。
(前夜)
僕は冷静ぶって分析して、ついでにもう何度目か知れぬ寝返りをうった。目がひどく冴えていた。脈拍がどくどくと耳にひびき、先程からじわりと神経痛の気配が膝まわりにただよっていた。眠れない、予感というよりか確信で、むしろ進行する事実だ。
普段ならここで起きて本を読むなりなんなりするのだろう、僕はさえた頭で想像してみた。それはどんなにすてきなことか、でも僕はそれをしない。できない。この夜のもつ意味は、普段のそれとは画然と隔たっているからだ。しかし、眠れぬ。いや、だからこそ、眠れぬ。
無情にも傾きつづける長い針および短い針に僕は重く絶望した。心音がはやまる、眠れない、たちのわるい悪循環だ。むしろこのまま睡眠をショートカットして朝になってしまえばいい。この状況はまるで、真綿で喉を締め付けられているようだ(経験したことはないけれどね)。
数人の友人の顔をおもいうかべた。彼女らはもう眠っただろうか。僕はいつ眠ることができるのだろうか。
夜はふけてゆく。
(前夜)
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